映画「The Incredible Hulk – インクレディブル・ハルク」は、マーベル・コミックの原作をベースにし、2008年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画です。監督はルイ・レテリエで、主演はエドワード・ノートンが務めました。
映画のストーリーは、ブルース・バナーという科学者が兵士強化実験のための研究を行なっていたが、その成功を確信し、自らの肉体を使って実験を行なった、だが、それは失敗し緑色の巨人が誕生してしまった。ブルースは自身の変身を制御し、同時に自身を追い求める軍と闘いながら、自身の運命を受け入れようとする物語が描かれています。
映画の主な撮影場所は、多くのシーンがカナダで撮影されたとのことです。バンクーバーやトロントなどの都市が使用され、街中の追跡シーンや戦闘シーンが撮影されています。また、映画の序盤では、ブラジルのリオデジャネイロでブルースが隠れて生活しています。彼の孤独な生活やハルクとしての衝突が描かれています。映画の終盤では、ニューヨークで最終的な戦いを繰り広げられていますね。
あらすじや主演キャストなどは他のサイトでも確認出来るので、このコンテンツでは映画「The Incredible Hulk – インクレディブル・ハルク」を英語で見るための英単語リストもまとめてありますので、ぜひご利用ください!
インクレディブル・ハルクの動画、名言
インクレディブル・ハルクの名言・名セリフと日本語訳
映画「インクレディブル・ハルク」を見て、心に残るシーン・セリフは人それぞれあると思いますが、ここでは名言・名セリフと言われる言葉とその日本語訳を紹介します。
”From who? He protected her. You almost killed her.”
「危険?あいつは彼女を守った。あなたは娘を殺しかけた」
ベティの恋人であるレナードは、大学でブルースの姿を見かけたことを通報していた。そこに軍隊を引き連れたロス将軍とブロンスキーが現れ、彼を追い詰めるが、巨人の姿となり、ベティを連れて逃げ去った。その後のレナードとロス将軍の会話の一部がこの名セリフ。
緑色の巨人という見た目も含め、ブルースのことを誰もが危険というが、実際には彼は軍隊の砲撃からベティを守ったのだ。ロス将軍は自分自身で娘の命を危険にさらしていた。恋人だからこそ、誰が彼女を守ってくれたのか、ちゃんとした目で見れたのでしょうね。
”You know, I know a few techniques that could help you manage that anger effectively.” ”You zip it. We’re walking.”
「あの、怒りを抑えるいい方法を知ってるんだけど。」「口を閉じて。歩くわよ。」
地下鉄で逃げるよりタクシーのほうが安全だと考えた2人だが、タクシーの運転が荒く、ブルースは呼吸や心拍を整えるのに逆に必死になってしまっていた。そのタクシーから降りて、運転手に悪態をつくベティ。そんな彼女とブルースの名セリフがこちら。
自分が興奮していること位分かっているわよ、とばかりのこのやり取りが良いですね。これ以上言えばさらにヒートアップするだろうと、ブルースも即座に分かったと反応しているところが男女の関係を表してとても好きです。
”You should listen. What if I told you we were putting a team together?” ”Who’s “we”?”
「お聞きください。我々とチームを編成しましょうと言ったら?」「我々って誰だ?」
この映画のラストシーン。ブロンスキーが怪物になるわ、ハルクには結局逃げられるは、スーパーソルジャー計画は失敗に終わり、バーでやけ酒を飲むロス将軍。そこにすでに「アイアンマン」として活躍するトニー・スタークが姿を見せ、こんな名セリフを吐くのだった。
なぜ計画を失敗に終わらせた将軍のほうに誘いをかけるのか。単にハルクの行方が分からないからか。確かにこの”we”とは誰なのか、気になりますよね。
この最後のセリフ、常に続編を予感させるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画は、やり方が上手いですね〜
インクレディブル・ハルクに出てくる英単語
主人公のブルース・バナー(Bruce Banner)は科学者であり、科学的な用語や対話が映画の中で頻繁に登場します。また、軍隊も出動しているため、その関連用語も出てますが、比較的セリフも少なく、全てが聞き取れなくても楽しめる映画なので、作品自体が気に入れば何度も見直せる映画かと思います。ぜひ英単語リストにも目を通し、英語字幕、字幕なしでの鑑賞にもチャレンジしてみてください!
全ての英単語数:約4290個
英単語の種類:約1028種類
チェックしておく英単語リスト:87個
この単語リストを先にチェックしておけば、映画「インクレディブル・ハルクに出てくる英単語」の英語も自然に聴こえてきますよ!
abates[ʌˈbets] : abateの三人称単数現在。やわらげる、 弱める
abomination[əbὰmənéɪʃən] : 憎悪、大嫌い、忌まわしいこと、大嫌いなもの
adversary[ˈædvɚsèri] : 反対する人、敵、(競技などの)相手、魔王
aliases[ˈeliʌsɪz] : aliasの複数形。(特に)一名…、 別名は
alpha[ˈælfə] : アルファ、(物事・順序などの)初め、第 1 (位のもの)、第 1 級、(学業成績の)優、アルファ星、主星
amplified[ˈæmplʌˌfaɪd] : amplifyの過去形、または過去分詞。(…を)拡大する
amygdala[əˈmɪɡ.də.lə] : 扁桃体、扁桃核
antidote[ˈænṭɪdòʊt] : 解毒剤、矯正手段、対策
cals[****] : 生産・調達・運用支援統合情報システム
canisters[ˈkænʌstɝz] : canisterの複数形。(茶・コーヒー・たばこなどを入れるふた付きの)小さな缶
carted[ˈkɑrtɪd] : cartの過去形、または過去分詞。(馬・ロバ・牛が引く)荷車
clippers[ˈklɪpɹ̩z] : clipperの複数形。刈る人
colonel[kˈɚːnl] : 大佐
comprehensive[kὰmprɪhénsɪv] : 包括的な、広い、理解力のある、わかりのよい
correspondence[k`ɔːrəspάndəns] : 文通、(手紙による)通信、往復文書、書状、一致、調和、相応、対応、該当
dialysis[dɑɪˈæləsɪs] : 透析(とうせき)
discretion[dɪskréʃən] : 思慮分別、慎重、行動の自由、(自由)裁量、手加減
dissect[dɪsékt] : (…を)切り裂く、解剖する、詳細に吟味する
dosage[dóʊsɪdʒ] : 1 回分の投薬量、適量、(X 線などの)放射線量、適用量
dose[dóʊs] : 一服、(特に)服用量(の 1 回分)、1 回分、少量、淋病
flare[fléɚ] : めらめら燃える、(風に当たって)揺れる、朝顔形に広がる、フレアーになっている、激発する、突発する
fragments[ˈfrægmʌnts] : fragmentの三人称単数現在。fragmentの複数形。破片、 断片、 かけら
fugitive[fjúːdʒəṭɪv] : 逃亡者、脱走者、亡命者
gamma[gˈæmə] : ガンマ、3 番目(のもの)、第 3 級
gloss[glάs] : 光沢、つや、虚飾、見せかけ
gravel[grˈæv(ə)l] : 砂利、バラス、尿砂、尿砂症
guarana[gwərɑ́ːnə] : guarana soda:ガラナソーダ(ブラジル発祥のガラナ風味の清涼飲料)
gunship[ˈɡʌnʃɪp] : ガンシップ、攻撃艦、攻撃機
hallucinations[hʌˌlusʌˈneʃʌnz] : hallucinationの複数形。幻覚
hulk[hˈʌlk] : 廃船の船体、ずうたいの大きな男、かさばるもの
impervious[ìmpˈɚːviəs] : 通さないで、不浸透で、影響されないで、損傷しないで、耐えて、(…に)無感覚で、鈍感で
implicated[ˈɪmplɪˌketɪd] : implicateの過去形、または過去分詞。関係があるとする、 関係させる、 巻き込む
improvisation[ɪmprὰvəzéɪʃən] : 即席にやること、即興、即席に作ったもの
incinerate[ɪnsínərèɪt] : 焼却する、火葬にする
induce[ɪnd(j)úːs] : 勧誘して気にさせる、説いてさせる、(…を)引き起こす、誘発する、人工的に起こす、人工的に出産させる、(…を)帰納する、(…を)誘導する
infusions[ˌɪˈnfjuʒʌnz] : infusionの複数形。注入、 吹き込み、 鼓舞
initiated[ˌɪˈnɪʃiˌetʌd] : initiateの過去形、または過去分詞。(…を)始める、 起こす、 創始する、 (…の)口火を切る
insane[ìnséɪn] : 正気でない、狂気の、精神異常者のための、非常識な、ばかげた
kin[kɪn] : 血縁、親族、親類
ladling[ˈledlɪŋ] : ladleの現在分詞。おたま、ひしゃく(おたまですくう、ひしゃくでくむ)
lurking[ˈlɝkɪŋ] : lurkの現在分詞。(…に)潜む、 待ち伏せる、 潜伏する
marinara[****] : マリナーラ(イタリア料理{りょうり}で、トマト、ニンニク、香辛料{こうしんりょう}で作ったソース)
marrow[mˈæroʊ] : 髄、骨髄、真髄、精華、核心、力、活力、ペポカボチャ
myostatin[màioustǽtin] : ミオスタチン、マイオスタチン(筋肉量を制御するタンパク質)
neutralized[ˈnutrʌˌlaɪzd] : neutralizeの過去形、または過去分詞。(…を)無効にする、 (…の)効力を消す
olympian[əlímpiən] : オリンポス山の、(オリンポスの神々のように)堂々とした、威厳のある
ordnance[ˈɔɚdnəns] : 砲、大砲、兵器、軍需品、兵站(へいたん)部、(政府の)軍需品部
overcharged[ˈovɝˈtʃɑrdʒd] : overchargeの過去形、または過去分詞。不当な値段を要求する
overpass[ˈovɝˌpæs] : (立体交差の)高架道路、歩道橋、跨線橋(こせんきよう)
overshoot[ˈovəɻshut] : 通り越す、行き過ぎる
oversimplification[ovɝˈsɪmplɪfɪˌkeʃʌn] : 過度の単純化
paranoid[pˈærən`ɔɪd] : 偏執症(患者)の、誇大妄想的な、病的なほど疑り深い
perfecto[pɚféktoʊ] : パーフェクト
permanently[ˈpɝmɑˌnɛˌntli] : 永久に、いつまでも
postponed[poˈstpond] : postponeの過去形、または過去分詞。(…を)延期する、 後回しにする
potentially[‐ʃəli] : 潜在的に、もしかすると
prepped[prɛpt] : prep(準備する)の過去形、過去分詞形
primer[prímɚ] : 初歩読本、入門書
promethean[prəmíːθiən] : プロメテウスの(ような)
quickest[ˈkwɪkɪst] : 急速な、迅速な、速い、鋭い
radiation[rèɪdiéɪʃən] : 放熱、発光、輻射、放射、放射物、放射能
replicate[répləkèɪt] : (…を)模写する、(…の)レプリカを作る、(…を)折り曲げ返す
rifle[rάɪfl] : ライフル銃、小銃、ライフル銃隊
serum[sí(ə)rəm] : 漿液(しようえき)、リンパ液、血清
sickness[síknəs] : 病気、病い、吐き気
snatch[snˈætʃ] : (急に強引に)ひったくる、ひっつかむ、かっぱらう、強奪する、(急に)ひったくる、(…を)(機を見て)急いで取る、(…を)(相手の許可なく、機を見て)すばやく手に入れる、急に運び去る、誘拐する
sophomores[ˈsɑˌfmɔrz] : sophomoreの複数形。(4 年制大学・高校の) 2 年生
stale[stéɪl] : 新鮮でない、古くさい、気の抜けた、腐りかけた、こもってよごれた、むっとする、陳腐な、おもしろくない、つまらない、生気のない
straighten[stréɪtn] : (…を)まっすぐにする、体をまっすぐに伸ばす、(…を)整頓(せいとん)する、(…を)清算する、(…の)困難を取り除く、正道に戻す、矯正する
stretchiest[****] : stretchyの最上級。伸びる、 伸縮性のある
stretchy[strétʃi] : 伸びる、伸縮性のある
strolling[ˈstrolɪŋ] : 旅回りの、放浪の
subprogram[****] : サブプログラム; 副プログラム; 準プログラム
suppression[səpréʃən] : (反乱などの)抑圧、鎮圧、(感情などの)抑制、(事実などの)隠蔽(いんぺい)、(本などの)発売禁止
swirl[swˈɚːl] : 渦を巻く、ふらふらする
temporarily[tèmpərérəli] : 仮に、一時、間に合わせに
toll[tóʊl] : ゆるやかにつく、鳴らす、打つ、鐘を鳴らして報ずる、鐘を鳴らして呼ぶ、鐘を鳴らして送る
toxic[tάksɪk] : 有毒な、中毒(性)の
toxicity[tɑksísəṭi] : (有)毒性
tranq[****] : 《俗》tranquilizer(精神安定剤)の別表記、《俗》tranquilize(…を静かにする)の別表記
tremendously[trʌˈmɛndʌsli] : 猛烈に、途方もなく、すごく、とても、恐ろしく、すさまじく
trenches[ˈtrɛntʃɪz] : trenchの三人称単数現在。trenchの複数形。(深い)溝(みぞ)、 壕(ごう)、 堀、 掘り割り
trooper[ˈtrupɝ] : 騎兵、騎馬巡査、州警察官
unassuming[`ʌnəsúːmɪŋ] : でしゃばらない、気取らない、高ぶらない、謙遜(けんそん)な
unwilling[`ʌnwílɪŋ] : 好まなくて、(…し)たがらなくて、(…が)気が進まなくて、不本意の、いやいやながらの
uptown[ˈʌˈptaʊn] : 住宅地区に
zip[zíp] : ビュッ、ビュー(という音)、元気
インクレディブル・ハルクの登場人物、キャスト、監督、脚本等
映画はもちろん監督や脚本も重要ですが、なんといっても誰がどの役を演じるのか、それが作品の良し悪しを大きく左右すると言っても過言ではないですよね。映画「インクレディブル・ハルク」では、登場人物に以下のような俳優が配役され、出演しています。
ブルース・バナー / ハルク役 | エドワード・ノートン |
エリザベス・“ベティ”・ロス役 | リヴ・タイラー |
エミル・ブロンスキー / アボミネーション役 | ティム・ロス |
サディアス・E・“サンダーボルト”・ロス役 | ウィリアム・ハート |
サミュエル・スターンズ役 | ティム・ブレイク・ネルソン |
レナード・サムソン役 | タイ・バーレル |
キャスリーン・スパー役 | クリスティナ・カボット |
ジョー・グレラー役 | ピーター・メンサー |
スタンリー役 | ポール・ソールズ |
マルティナ役 | デボラ・ナシメント |
タフガイリーダー役 | ペドロ・サリバン |
合気道のインストラクター役 | ヒクソン・グレイシー |
ロジャー・ハリントン役 | マーティン・スター |
ジャック・マクギー役 | ニコラス・ローズ |
ジム・ウィルソン役 | P.J.・ケル |
ミルウォーキーの男役 | スタン・リー |
タクシードライバー役 | リック・コーデイロ |
トニー・スターク / アイアンマン役 | ロバート・ダウニー・Jr |
監督、脚本等その他の情報は以下の通りです。
監督 | ルイ・レテリエ |
脚本 | ザック・ペン |
原案 | ザック・ペン |
原作 | スタン・リー ジャック・カービー 『ハルク』 |
製作 | アヴィ・アラッド ゲイル・アン・ハード ケヴィン・ファイギ |
製作総指揮 | スタン・リー デヴィッド・メイゼル ジム・ヴァン・ウィック |
音楽 | クレイグ・アームストロング |
撮影 | ピーター・メンジース・ジュニア |
編集 | ジョン・ライト リック・シェイン ヴィンセント・タバイロン |
製作会社 | マーベル・スタジオ |
配給 | ユニバーサル・スタジオ ソニー・ピクチャーズ |
公開 | 2008年6月13日(日本:2008年8月1日) |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
製作費 | $150,000,000 |
興行収入 | $263,427,551(日本:1.9億円(5億円弱とも)) |
前作 | MCU アイアンマン |
次作 | MCU アイアンマン2 |
インクレディブル・ハルクの見どころ
ハルクの迫力あるアクションシーン:映画では、ハルクの巨大な力と破壊力が見事に描かれていますね。彼が建物を破壊し、戦車と対決するなど、迫力満点のアクションシーンが数多く登場するのも見どころの1つです。
ブルース・バナーとの心の葛藤:主人公のブルース・バナーは、自身の中に秘めたるハルクの力に苦悩します。彼は自身を制御し、ハルクの力を受け入れることとの葛藤を抱えながら、自分の運命に立ち向かうストーリーは、多くの人の気持ちを揺れ動かすことでしょう。
スリリングな追跡シーン:映画では、ブルース・バナーが追われる中で逃走するシーンが繰り広げられます。カーチェイスや街中の追跡など、スリリングでスピーディな展開も見どころの1つです。
ハルクの視覚表現:ハルクの目線や感覚が独自に表現されますね。ハルクの視点から見る世界や、彼の感じる揺れや振動などがリアルに描かれており、彼の存在感を一層際立たせているのが伝わってきます。
キャラクターの魅力的な関係性:映画には、ブルース・バナーをサポートする仲間や、彼を追いかける軍のメンバーなど、多様なキャラクターが登場します。彼らの関係性や相互作用が物語を豊かにしており、見ている人を引き込む魅力となっています。
これらの要素が組み合わさり、この映画はスリリングなアクション、心の葛藤、追跡劇、そして魅力的なキャラクターたちの物語により、素晴らしい作品となっています!
インクレディブル・ハルクの主題歌、挿入歌等
曲名:The Lonely Man(ザ・ロンリー・マン)
アーティスト名:Joe Harnell(ジョセフ・ハーネル)
この動画は1978年に公開されたテレビドラマ「The Incredible Hulk(邦題:ハルク)」のテーマ曲として発表されたものですが、2008年の本映画でもメキシコのマーケットで、上半身裸のバナーがぐったりと座っているシーンで流れていますね。このシンプルなメロディーは、ブルース・バナーの孤独感や彼の内面の葛藤を表現するとともに、物語の重要な要素となっていますね。
コメント