映画「Full Metal Jacket – フルメタル・ジャケット」は、1987年にスタンリー・キューブリック監督によって制作された戦争映画です。この映画は、ベトナム戦争を背景に、アメリカ海兵隊の新兵訓練と戦場での出来事を描いています。原作となった小説『The Short-Timers(ショート・タイマーズ)』をもとに、兵士たちの心理的な変化と戦争の非人間的な側面を探求する映画です。
物語は二つの部分に分かれています。最初の部分では、新兵訓練所(サウスカロライナ州パリス・アイランド)での厳しい訓練と、主要な登場人物であるジョーカー、カウボーイ、パイルらのキャラクターが紹介されます。後半の部分では、ベトナム戦争の戦場における彼らの経験と、特にテト攻勢を背景にした物語が展開していきます。
映画の主な撮影場所は、イギリスで撮影されました。新兵訓練所のシーンは、英国のロンドン近くにあるバシングボーン基地・クイーンズ師団駐屯地で撮影されました。これはアメリカ合衆国の訓練所を模したセットとして使用されました。一方、ベトナム戦争の戦場シーンは、ロンドン周辺の都市と田舎の場所で撮影され、セットデザインや視覚効果を駆使してベトナムの環境を再現しました。
あらすじや主演キャストなどは他のサイトでも確認出来るので、このコンテンツでは映画「Full Metal Jacket – フルメタル・ジャケット」を英語で見るための英単語リストもまとめてありますので、ぜひご利用ください!
フルメタル・ジャケットの動画、名言
フルメタル・ジャケットの名言・名セリフと日本語訳
映画「フルメタル・ジャケット」を見て、心に残るシーン・セリフは人それぞれあると思いますが、ここでは名言・名セリフと言われる言葉とその日本語訳を紹介します。
”I am hard but I am fair. There is no racial bigotry here. I do not look down on niggers, kikes, wops or greasers. Here, you are all equally worthless.”
「俺は厳しいが公平だ。ここに人種差別など存在しない。黒人も、ユダヤも、イタ公も、ラテン野郎も見下さん。みんな等しく価値がない。」
映画冒頭、初めのセリフにて、この映画を印象付ける教官ハートマン軍曹の名言。この部分はスラングはあるももの他と比べて優しく、やっぱりこういう面もあるかと思っていたら、ちゃんと落ちがありましたね。
ハートマン軍曹演じるR・リー・アーメイの迫力と言ったら。本物の教官よりも怖いんじゃないかと。
”Five-foot-9. I didn’t know they stacked shit that high.”
「180cmだと。そんなに積み重ねられたクソは初めて見たぞ。」
入隊した訓練生、整列させられ教官のハートマンから徹底的に自己否定される罵声を浴びせつけられる。その中のカウボーイへのハートマンの名セリフ。
冷静に考えてしまうと、これに耐えることで何が身に付くのだろう、なんて思ってしまうが、戦地で何か問題が発生した時に、上官の言うことは絶対という事を教えさせるためなのだろうか。それともただのイジメか。
”The Marine Corps does not want robots. The Marine Corps wants killers.”
「海兵隊はロボットを求めてない。海兵隊が必要なのは殺人者だ。」
過酷な訓練とハートマンからの叱責、罵倒、体罰に耐え抜いてきた彼らは、1人の兵士となっていた。その時のナレーションでのこの名言。
戦争とはこういう訓練を乗り越え、さらに自分自身ですら人格を否定しなければ、理性を保っていられないのだろう。それを理性を呼ぶ事が正しいかは分からないが。
”Anyone who runs, is a VC. Anyone who stands stil… is a well-disciplined VC.”
「逃げるやつはベトコンだ。逃げないやつは、よく訓練されたベトコンだ。」
報道部員となったジョーカーは、戦闘が行われているフエ市に向かうヘリにいた。そこで民間のベトナム人をマシンガンで撃ちまくる兵士ドア・ガンナーのこの名言。このセリフの後、大声で笑うのだ。
彼のこのシーンでの最後の言葉は「戦争は地獄だろ?」と。こうやって興奮状態になるしか、自分の意識を保っていられないのだろう。
”I’m in a world of shit… yes. But I am alive. And I am not afraid.”
「俺はクソの中にいる…そうだ。だがまだ生きている。そして恐れるものは何もない。」
この映画のラストシーン、最後の名セリフ。一緒に訓練した仲間やアメリカ兵が命を落とし、自分も殺されそうになった。だが、生きていると。
まだ生きていると幸せを感じていそうに感じる反面。恐るものは何もない、というセリフは色々な意味にも取れて怖くも感じますね。
フルメタル・ジャケットに出てくる英単語
兵隊の訓練所や戦場が主な舞台のため、兵士たちの口語的な言葉遣いや軍隊用語がリアルに表現されています。ハートマン軍曹の過激な発言や映画の中で時折出てくるダークなユーモアなど、慣れない人には不快に感じるセリフも多々あるかと思いますが、なぜか記憶には残ります。そういったジャンルではありますが、映画としては名作中の名作。見ないなんてもったいないです。ぜひ細かい表現が気になる方は英単語リストで基本を抑え、実際に英語字幕、字幕無しでのリアルさも感じてみてください!
全ての英単語数:約9093個
英単語の種類:約1689種類
チェックしておく英単語リスト:187個
この単語リストを先にチェックしておけば、映画「フルメタル・ジャケットに出てくる英単語」の英語も自然に聴こえてきますよ!
affirmative[əfˈɚːməṭɪv] : 確言的な、断定的な、肯定的な
airfield[ˈɛˌrfild] : 飛行場、(設備のない)離着陸場
ambush[ˈæmbʊʃ] : 待ち伏せ、待ち伏せ攻撃、待ち伏せ場所、伏兵、伏せ勢
ammo[ˈæmoʊ] : 武器の発射体;攻撃に使われる物。ammunitionの略語
amphibian[æmfíbiən] : 両生類の
armor[άɚmɚ] : よろいかぶと、甲冑(かつちゆう)、(軍艦などの)装甲(鋼板)、防護具、防護服、潜水服、機甲部隊、防護器官
assault[əsˈɔːlt] : 突然襲いかかること、急襲、強襲、暴行、強姦、レイプ
attaboy[ˈæṭəb`ɔɪ] : いよう!、うまい!、すごいぞ!
barking[ˈbɑrkɪŋ] : barkの現在分詞。(…に)ほえる
barracks[ˈbærʌks] : barrackの三人称単数現在。barrackの複数形。兵舎、 兵営
beaucoup[ˌboˈku] : 沢山の;大量の
bigotry[bígətri] : (宗教・人種・政治などについての)がんこな偏見、頑迷、がんこ、偏屈、頑迷な行動
blacksnake[ˈblaksneɪk] : 黒ヘビ、(特に)クロムチヘビ、クロネズミヘビ、大きなむち
blister[blístɚ] : (皮膚の)水ぶくれ、水疱(すいほう)、まめ、(ペンキ・ニス塗り・金属板・植物などの)あぶく、ふくれ、うるさい人、発疱剤、ブリスター
booby[búːbi] : まぬけ、最下位の人、びり、ブービー、カツオドリ
boogers[****] : boogerの複数形。鼻くそ
bros[brˈʌðɚz] : スラング:よお◆親しい間柄での呼びかけとして用いられる、仲のいい男友達
bunk[bˈʌŋk] : (船・列車の)寝棚、寝台、逃亡
cannibal[kǽnibəl] : 人肉を食べる人、共食いする動物
ceasefire[ˈsiˈsfaɪɝ] : ceasefireの意味・対訳は、停戦、休戦、「撃ちかたやめ」の号令、などです。
ceremonies[ˈsɛrʌˌmoniz] : ceremoniesの意味・対訳は、ceremonyの複数形。(宗教上または国家的・社会的な公式の厳かな)儀式、 式典、などです。
certified[ˈsɝtʌˌfaɪd] : certifiedの意味・対訳は、保証された、公認の、公許の、精神異常と証明された、などです。
chamber[tʃéɪmbɚ] : (立法・司法機関の)会議場、議院、議会、会館、会議所、(宮廷・王宮の)公式の間、謁見(えつけん)室、(裁判所内の)判事室、裁判官執務室、(特に
chaplain[tʃˈæplən] : 礼拝堂勤務の牧師、従軍牧師、(刑務所の)教戒師、集会などで祈祷(きとう)する人
checkpoint[ˈtʃɛˌkpɔɪnt] : (通行)検問所、チェックポイント
chick[tʃík] : ひよこ、ひな鳥、子供、若い女、娘
chow[tʃάʊ] : 食物、食事(時間)
chrome[króʊm] : クロム合金、クロムめっきのもの
civilian[səvíljən] : (軍人・聖職者に対して)一般人、文民、軍属、非戦闘員
cocks[kɑks] : cockの三人称単数現在。cockの複数形。おんどり
cocksucker[ˈkɑˌksʌkɝ] : 卑しい人;フェラチオをする人
commandant[kάməndὰːnt] : 司令官、指揮官
commence[kəméns] : (…を)開始する、始める、(…し)始め 6
commie[kάmi] : 共産党員、共産主義者
communism[kάmjʊnìzm] : 共産主義
congressional[kəngréʃənəl] : 会議の、集会の、(米国の) 国会の
conquer[kάŋkɚ] : (武力で)征服する、武力で奪う、攻略する、(精神力で)抑える、打破する、克服する、(困難を乗り越えて)登り切る、(努力して)獲得する、くどき落とす
contaminate[kəntˈæmənèɪt] : (接触・混入・放射能などによって)(…を)よごす、不潔にする、汚染する、(…を)汚染する、悪に染ませる、堕落させる
corps[kˈɔɚ] : 軍団、兵団、…隊、団体、団
correspondent[k`ɔːrəspάndənt] : 文通者、手紙を書く人、(新聞・放送などの)通信員、特派員、担当記者、(新聞などの読者欄への)投書家、(特に、遠隔地の)取引先、一致するもの
courtesy[kˈɚːṭəsi] : 礼儀(正しさ)、丁重、いんぎん、親切、丁重な行為、特別の扱い、優遇、好意
craze[kréɪz] : 発狂させる、ひび焼きにする
creed[kríːd] : (宗教上の)信経、使徒信経、信条、信念、主義、綱領
deceitfully[disíːtfəli] : 不正で不正直な態度の
defenders[dɪˈfɛndɝz] : defenderの複数形。防御者
deodorants[diˈodɝʌnts] : deodorantの複数形。防臭効果のある
dickheads[****] : dickheadの複数形。馬鹿で苛立たしくあほらしい人々に対して向けられる侮辱的言葉
diplomats[ˈdɪplʌˌmæts] : diplomatの複数形。外交官
directive[dɑɪéktɪv] : 指示的な、指向(式)の、指導的な
dishonored[dɪˈsɑnɝd] : dishonorの過去形、または過去分詞。不名誉、 不面目、 屈辱、 恥辱
divine[dɪvάɪn] : 神の、神性の、神にささげた、神聖な、宗教的な、神のような、神々(こうごう)しい、非凡な、すばらしい、すてきな
dizzy[dízi] : 目が回る、めまいがする、ふらふらする、目がくらむような、無分別な、あさはかな、ばかな
dogshit[****] : 犬の糞、受け入れがたいふるまいに対する猥褻な語
doze[dóʊz] : ちょっと眠る、居眠りする、思わずうたた寝する
duality[d(j)uːˈæləṭi] : 二重性
dungarees[ˌdʌŋ.ɡəˈɹiːz] : dungareeの複数形。ダンガリー生地◆比較的安価なデニム生地
echelon[éʃəlὰn] : (軍隊・飛行機の)梯(てい)形編成、梯陣、梯団、(部隊・陣地などの)梯状配置、(命令系統などの)段階、階層
embassy[émbəsi] : 大使館、大使館員、大使一家
entourage[ɑ̀nturɑ́ʒ] : 側近、随員たち
erect[ɪrékt] : 直立の、もたげられた、逆立って、勃起(ぼつき)した
evacuated[ɪˈvækjʌˌwetɪd] : evacuateの過去形、または過去分詞。引きあげる、 撤退させる
evacuees[ɪˈvækjuiz] : evacueeの複数形。(空襲などの)避難者、 疎開者、 (戦地からの)引き揚げ者
executed[ˈɛksʌˌkjutɪd] : executeの過去形、または過去分詞。実行する、 遂行する、 達成する
faggots[****] : faggotの三人称単数現在。faggotの複数形。(男性の)同性愛者、 ホモ
fellas[ˈfɛlʌs] : fellaの複数形。男、 やつ
fi[faɪ] : semper fi = semper fidelis:〈ラテン語〉常に忠実な
filthy[fílθi] : 不潔な、よごれた、汚い、みだらな、下品な、卑猥(ひわい)な、ひどい、くさるほどあって
flush[flˈʌʃ] : ぱっと赤らむ、顔を赤くする、顔にさっと上る、輝きだす、ばら色になる、ほてる、ぱっとなる、顔をほてらせる、どっと流れる、ほとばしる
footlocker[****] : フットロッカーとは総合格闘技、グラップリングで足関節技を得意とする選手を指す言葉。
foreplay[ˈfɔˌrple] : (性交の)前戯
fucky[****] : 性交のこと
godmother[ˈgɑˌdmʌðɝ] : 教母、名親、代母
gongs[gɔŋz] : gongの三人称単数現在。gongの複数形。どら
gook[gˈʊk] : べたつくもの、厚化粧
gouge[gάʊdʒ] : 丸のみ、丸たがね、金(かね)の強要、ゆすり
grabasstic[****] : 造語:grab-ass-tic:ケツを鷲掴みっぽい
greasers[****] : greaserの複数形。(自動車の)修理工、 (汽船の)機関士
grenades[grʌˈnedz] : grenadeの複数形。手りゅう弾、 手投げ弾
grin[grín] : 歯を見せて笑う、(…に)歯を見せてにやっと笑う、歯を食いしばる、(怒り・軽蔑などで)(…に)歯をむく
grunts[grʌnts] : gruntの三人称単数現在。gruntの複数形。ブーブー鳴く、 ウフーッとうなる
gunnery[gˈʌn(ə)ri] : 砲術、銃砲製造、砲、銃砲
guts[gʌts] : gutの三人称単数現在。gutの複数形。消化管、 腸
hack[hˈæk] : (おのなどで乱暴にまたは乱雑に)たたき切る、ぶった切る、切り刻む、めった切りにする、(森林などを)切り払って進む、たたき切って作る、うまくやり抜く、むこうずねをける、(ボールを持っている)腕をはたく、取り組む
halt[hˈɔːlt] : 立ち止まる、停止する、ためらう、ためらいながら歩く、不完全である
hardball[ˈhɑˌrdbɔl] : 硬球
harnessed[ˈhɑrnʌst] : harnessの過去形、または過去分詞。(馬車馬の)馬具
headgear[ˈhɛˌdgɪr] : 頭飾り、かぶりもの
heartbreaker[****] : 胸が張り裂ける思いをさせる人
heathen[híːð(ə)n] : 異教徒の、異教の、不信心の
hitch[hítʃ] : 引っかける、(くいなどに)つなぐ、(…を)ぐいと動かす、(ヒッチハイクで)させてもらう、ヒッチハイクで行く
hogs[hɑgz] : hogの三人称単数現在。hogの複数形。(食肉用の成長した)豚
homecoming[ˈhoˌmkʌmɪŋ] : 帰宅、帰省、帰郷、(大学などの年 1 回の)同窓会
horny[hˈɔɚni] : 角(つの)の、角製の、角状の、性的に興奮した、好色な
hose[hóʊz] : ホース、注水管、ストッキング、ソックス、(昔の、男子用の)タイツ、(ひざまでのゆるやかな)半ズボン
hump[hˈʌmp] : (人の背の)こぶ、(ラクダなどの)背こぶ、丸い丘、憂うつ、いらだち、性交
hut[hˈʌt] : (掘っ建て)小屋、あばら屋、(山の)ヒュッテ、仮兵舎
incoming[ˈɪˌnkʌmɪŋ] : 入ってくる、次に来る、引き継ぐ、後任の、新入りの
indestructible[ìndɪstrˈʌktəbl] : 破壊できない、不滅の
infantry[ínfəntri] : 歩兵(隊)
involvement[‐mənt] : 巻き込むこと、掛かり合い、抜き差しならない関係、困った事、迷惑、財政困難
itch[ítʃ] : かゆみ、皮癬(ひぜん)、疥癬(かいせん)、むずむずするようなものほしさ、切望、むずむずする気持ち
jolly[dʒάli] : 楽しい、愉快な、陽気な、(酒で)上機嫌の、ほろ酔い機嫌の、すてきな、気持ちのよい、大変な、ひどい
kikes[****] : kikeの複数形。ユダヤ人、 ユダヤ教の人
klick[klɪk] : 長さのメートル法単位で1000メートル(または0.621371マイル)に同じ
lieutenant[luːténənt] : 上官代理、副官、大尉、中尉、(警察の)警部補、(消防署の)隊長補佐
lime[lάɪm] : 石灰、鳥もち
lunar[lúːnɚ] : 月の、月で使用する、月の作用による、月に似た、三日月形の
maggots[ˈmægʌts] : maggotの複数形。蛆(うじ)
magnificent[mægnífəsnt] : 壮大な、雄大な、豪華な、すばらしい、見事な、格調の高い、崇高な
malfunction[ˌmælˈfʌŋk.ʃən] : (臓器・機械などの)機能不全、故障
minister[mínɪstɚ] : (英国・日本などの)大臣、公使、外交使節、聖職者、牧師
miracled[****] : miracledの過去、過去分詞。奇跡、驚くべきこと、奇跡的な出来事、不思議なこと、信じられないようなこと、偉業◆可算
motivate[móʊṭəvèɪt] : (…に)動機を与える、興味を起こさせる、動機を与える
motivated[móʊṭəveɪṭɪd] : 動機づけられた、やる気を与えられた
numb[nˈʌm] : (寒さで)かじかんだ、凍えた、かじかんで、(悲しみ・疲労などで)まひした、無感覚になった、まひして
obstacle[άbstəkl] : 障害(物)、じゃま(もの)、妨害
offensive[əfénsɪv] : いやな、不快な、(…に)いやで、不快で、感情を害するような、無礼な、侮辱的な、攻撃的な、攻勢の、攻撃側の
ops[ɑps] : 軍事作戦(operationsと同義語)
outboard[ˈaʊˌtbɔrd] : 船外の、船外に取り付けた、船外エンジンを備えた、翼端に近いほうの
overrun[ˈovərʌn] : はびこる、群がる、超える、走り越す、オーバーランする、侵略する、(侵略によって)荒廃させる
pamphlets[ˈpæmflʌts] : pamphletの複数形。パンフレット、 (仮とじの)小冊子
paranoia[p`ærənˈɔɪə] : 偏執病、妄想(もうそう)症、パラノイア、病的な疑り深さ
payback[ˈpeɪbæk] : 払い戻し、見返り
peter[píːṭɚ] : 細くなる、尽きる、次第に消えうせる
phony[ˈ-fəni] : にせの、いんちきの、うその
pilgrim[pílgrɪm] : 巡礼者、霊場参拝者、放浪者、旅人、Pilgrim Fathers の一人
platoon[plətúːn] : (歩兵・工兵・警官隊の)小隊
pogue[pog] : スラング:ホモの若い男、財布、現金
poon[pun] : スラング:ばか者、愚か者、あほ、間抜け、能なし
probability[prὰbəbíləṭi] : ありそうなこと、起こりそうなこと、見込み、公算、ありそうな事柄、確率、確率論、蓋然(がいぜん)性
puffer[ˈpʌfɝ] : プッと吹く人、汽車ぽっぽ、フグ
puke[pjúːk] : (食べたものを)吐く
purty[****] : 《方言》pretty(かわいらしい)の別表記
rabid[rˈæbɪd] : 狂気じみた、狂暴な、過激な、恐水病にかかった、狂犬の、恐水病の、狂犬病の
reeducation[rìːèdʒʊkéɪʃən] : 再教育
refugees[ˈrɛˌfjudʒiz] : refugeeの複数形。(国外への)避難者、 難民、 亡命者、 逃亡者
reveille[révəli] : 起床らっぱ
ricky[ríki] : ricky-tick:チャカチャカした音[リズム]
rifleman[‐mən] : ライフル銃兵、ライフル銃の名射手
roger[rάdʒɚ] : 了解、よし、オーケー
rot[rάt] : 腐る、腐敗する、腐朽する、(道徳的に)腐敗する、だめになる、やせ衰える、元気がなくなる、冗談を言う
rotate[róʊteɪt] : (軸を中心として)回転する、循環する、自転する、交替する、輪番でする
samey[séɪmi] : 単調な
sanitary[sˈænətèri] : (公衆)衛生の、保健衛生上の、衛生的な、清潔な
sapper[sˈæpɚ] : 工作隊員、敵前工作兵
saviors[ˈsevjɝz] : saviorの複数形。救助者、 救済者、 救い主
schoolgirl[skúːlg`ɚːl] : (小学校・中学校・高等学校の)女生徒、女学生
scroungy[skráundʒi] : スラング:汚い、みすぼらしい
scumbag[ˈskʌˌmbæg] : 卑劣であるか卑劣であると考えられる人
scuttlebutt[ˈskʌtəlbʌt] : うわさ、ゴシップ
sentry[séntri] : 歩哨、哨兵、見張り番
sewers[ˈsuɝz] : sewerの複数形。縫う人、 裁縫師、 お針子、 縫う機械
shitty[ʃíṭi] : いやな、不愉快な
shrinker[****] : 縮ませるための道具、収縮装置、収縮剤、縮こまる人、尻込みする人
sickle[síkl] : (片手で持って使う三日月形の)かま、小がま
slant[slˈænt] : 傾斜、勾配、坂、斜面、斜線、(心などの)傾向、偏向、(特殊な・個人的な)観点、見地、横目
slaughter[slˈɔːṭɚ] : 畜殺、屠殺(とさつ)、(大規模な)虐殺、殺戮(さつりく)、完敗
slimy[slάɪmi] : ぬるぬるした、粘液性の、泥だらけの、不快な、いやらしい、こびへつらう、卑屈な、誠実さのない
sniper[ˈsnaɪpɝ] : 狙撃兵、シギ猟をする人
specimen[spésəmən] : 見本、適例、(動物・植物・鉱物などの)標本、(変わった)人
squad[skwάd] : (軍隊の)分隊、(同じ仕事に従事する)隊、団、チーム
stomp[stάmp] : 足を踏み鳴らす
straighter[ˈstretɝ] : straight(まっすぐな)の比較級
strategic[strətíːdʒɪk] : 戦略(上)の、戦略上重要な
sucky[****] : 《俗語》最悪な;不快な
supposedly[‐zɪdli] : 推定では(…と思われる)、…と想像される
suppository[səpάzət`ɔːri] : 坐薬(ざやく)
swabbed[****] : swabの過去形、または過去分詞。(床・甲板ふきに用いる)モップ
taker[ˈtekɝ] : 取る人、受取人、捕獲者、購読者、賭(か)けに応ずる人
tang[tˈæŋ] : ぴりっとする味、強いにおい、気味、趣、唐、唐朝
tet[tɛt] : ベトナム語:ベトナムの旧暦のお正月
thievery[θíːv(ə)ri] : 盗み
tick[tík] : (時計などの)カチカチ(という音)、瞬間、(照合・正しい時などにつける)しるし、ダニ、いやなやつ、うるさいやつ、(ふとん・まくらの)かわ
turd[tˈɚːd] : 糞(ふん)(の塊)、くそ野郎
turds[****] : turdの複数形。糞(ふん)(の塊)
twinkle[twíŋkl] : ぴかぴか光る、(…で)ちらっと光る、軽やかに動く、ぱちぱち動く
unfuck[****] : スラング:めちゃくちゃになった~を元に戻す、面倒な事態[とんでもない状態]を解消する◆タブー語に基づく下品な表現
unorganized[`ʌnˈɔɚgənὰɪzd] : 組織され(てい)ない、未組織の、未編成の、労働組合に加入していない
unscrew[`ʌnskrúː] : (…の)ねじを抜く、ねじをゆるめて(…を)はずす、(ねじのように)回して抜く
unwinnable[ʌˈnwɪnʌbʌl] : ****
vomit[vάmɪt] : 吐く、もどす、吐き出す
walrus[wˈɔːlrəs] : セイウチ
weed[wíːd] : 雑草、紙巻きたばこ、刻みたばこ、マリ○ァナ(を入れた紙巻き)、ひょろ長い人、やせた弱々しい人
weenie[****] : スラング:ウインナソーセージ、弱虫、臆病者、ペ○ス
whores[hɔrz] : whoreの三人称単数現在。whoreの複数形。売春婦
wops[wɑps] : wopの複数形。ラテン系の人、 (特に)イタリア人
zipperhead[****] : スラング:アジア人◆目が細いことからジッパーに見立てたもので、軽蔑的に用いる、心を閉ざした[開かない]人、排他的な人
フルメタル・ジャケットの登場人物、キャスト、監督、脚本等
映画はもちろん監督や脚本も重要ですが、なんといっても誰がどの役を演じるのか、それが作品の良し悪しを大きく左右すると言っても過言ではないですよね。映画「フルメタル・ジャケット」では、登場人物に以下のような俳優が配役され、出演しています。
ジェイムズ・T・デイヴィス(ジョーカー)役 | マシュー・モディーン |
レナード・ローレンス(ほほえみデブ)役 | ヴィンセント・ドノフリオ |
ハートマン軍曹役 | R・リー・アーメイ |
エヴァンス(カウボーイ)役 | アーリス・ハワード |
アニマルマザー役 | アダム・ボールドウィン |
エイトボール役 | ドリアン・ヘアウッド |
ラフターマン役 | ケビン・メージャー・ハワード |
ウォルター・J・シノスキー(ミスター・タッチダウン)役 | エド・オロス |
監督、脚本等その他の情報は以下の通りです。
監督 | スタンリー・キューブリック |
脚本 | スタンリー・キューブリック マイケル・ハー グスタフ・ハスフォード |
原作 | グスタフ・ハスフォード |
製作 | スタンリー・キューブリック |
製作総指揮 | ヤン・ハーラン |
音楽 | アビゲール・ミード |
撮影 | ダグラス・ミルサム |
編集 | マーティン・ハンター |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1987年6月26日(日本:1988年3月19日) |
上映時間 | 116分 |
製作国 | アメリカ合衆国 イギリス |
製作費 | $30,000,000 |
興行収入 | $46,357,676 |
配給収入 | 7億6200万円 |
フルメタル・ジャケットの見どころ
キューブリック監督の巧妙な映像表現:スタンリー・キューブリックは映画制作の巨匠として知られ、この映画でもその才能が光ります。映像美や構図、カメラワークは非常に洗練されており、映画全体でそれを楽しむことができます。特に戦場のシーンは圧巻で、キューブリック監督の映像センスが際立っており、大きな見どころの1つです。
新兵訓練所の過酷な描写:映画冒頭部分、訓練所での兵士たちの過酷な訓練や精神的な圧力を強く表しています。特に軍曹ハートマン(演:リー・アーメイ)のキャラクターは印象的で、彼の過激な訓練方法とセリフは映画の中でも強く記憶に残ります。
キャラクターの深化:主要キャラクターである「ジョーカー」(演:マシュー・モディーン)や「カウボーイ」(演:アーダム・ボールドウィン)など、兵士たちのキャラクターがとても興味深いです。彼らの成長や変化、戦場での経験が感情的に表されており、見ている人は彼らと共感しやすくなっているのが分かります。
戦争の残酷さへの洞察:この映画はベトナム戦争を背景にしており、戦争の非人間的な側面や残酷さを表しています。戦場でのシーンは過酷で現実的であり、戦争の実態をリアルに伝えているところも見どころの1つです。
音楽とサウンドデザイン:この映画の音楽は、ミッキー・マウス・クラブの曲から歌謡曲まで多彩で、場面ごとに音楽が使われており、映画の雰囲気を際立たさせています。また、サウンドデザインも秀逸で、戦場のシーンでの銃声や爆発音が臨場感を高めています。
この映画は、キューブリック監督の洗練された映像美とキャラクターの深化、戦争のリアルな描写、音楽とサウンドデザインの絶妙な組み合わせが見どころとなっており、戦争映画やキューブリック作品のファンにとって必見の作品と言えるでしょう!
フルメタル・ジャケットの主題歌、挿入歌等
曲名:Paint It Black(黒くぬれ!)
アーティスト名:The Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)
映画内のベトナム戦場のシーン、エンドロールで流れています。曲のリズムと歌詞が戦争の緊迫感や非現実的な雰囲気を強調するために効果的に使用されています。
1966年にリリースされたローリング・ストーンズの楽曲で、その暗く独特なサウンドと歌詞で知られています。特徴的なオリエンタルな音楽的要素を含むロック曲で、特に顕著なのは曲の冒頭に登場するシタール(インドの弦楽器)のメロディです。このシタールのメロディが曲に独自の魅力を加えており、他のロック曲とは一線を画していますね。
コメント