映画「Tim Burton’s Corpse Bride – ティム・バートンのコープスブライド」は、2005年に公開されたアメリカのストップモーション・アニメーション映画です。ティム・バートンが製作総指揮を務め、マイク・ジョンソンが監督を務めました。
この映画は19世紀のロンドンを舞台に、結婚を控えたビクターとビクトリアの若いカップルが繰り広げる幻想的な物語を描いています。ビクターは誤って死者の国へ迷い込んでしまい、そこでコープスブライドと呼ばれる死者の女性と結婚してしまいます。物語は生者と死者の世界を行き来しながら進み、独特のティム・バートンのスタイルとダークファンタジーが特徴です。
この映画はストップモーション・アニメーションで制作されました。制作には多くのアーティストと技術者が関わり、実際のセットやキャラクターを立体的に作り上げ、それを1コマずつ撮影してアニメーションを生み出しています。製作にはアメリカ・オレゴン州にあるライカ本社が関わったと言われています。
あらすじや主演キャストなどは他のサイトでも確認出来るので、このコンテンツでは映画「Tim Burton’s Corpse Bride – ティム・バートンのコープスブライド」を英語で見るための英単語リストもまとめてありますので、ぜひご利用ください!
ティム・バートンのコープスブライドの動画、名言
ティム・バートンのコープスブライドの名言・名セリフと日本語訳
映画「ティム・バートンのコープスブライド」を見て、心に残るシーン・セリフは人それぞれあると思いますが、ここでは名言・名セリフと言われる言葉とその日本語訳を紹介します。
”With this hand, I will lift your sorrows. Your cup will never empty, for I will be your wine. With this candle, I will light your way in darkness. With this ring, I ask you to be mine.”
「我この手で、汝の悲しみを癒さん。汝の杯を永久に、我なるぶどう酒で満たさん。このキャンドルで、闇行く汝の行く手を照らさん。この指輪をもって、汝を我が妻に請わん。」
結婚式のリハーサルが3時間も続くも、ヴィクターは牧師から教えらた誓いの言葉を言うことが出来なかった。このせいで結婚式は延期となり、彼は屋敷を飛び出した。そして、森の中で練習し、ついにこの名セリフを唱え、ビクトリアの手に見立て、枯れ木に指輪を通すのだった。。。
日本語訳ですら難しくも感じますが、こういう誓いの言葉が表現するものは美しいですよね。
”Why go up there when people are dying to get down here?”
「人は皆、地下に来たがっているのに、何で地上に行きたいのかね?」
エミリーはグートネクト長老のもとを訪れ、彼を夫だと紹介する。現実の世界に戻ろうとするヴィクターらにグートネクトが言った名言がこちら。
ティム・バートンの映画らしくウィットに満ちた表現。地下に来たがっている、つまり死後の世界に来たがっているのに、また何で地上に行きたいのかと。そう死後の世界の人も、確かにいそうですよね。
”My dreams were taken from me. Well, now… Now I’ve stolen them from someone else.”
「結婚の夢を奪われた私。今は… 今度は人の夢を奪おうとしてる。」
すれ違い続きのヴィクターとエミリーだったが、ピアノを通じ心を通わせ、ついにビクターが死者となり、彼女と結婚することを決意した。彼が死者のワインを飲もうとするとき、エミリーはヴィクトリアがそれを見ていることに気付き、ワインを飲もうとする彼を止め、こう名言を呟くのだった。
彼女のせいで結婚の夢が奪われたわけではないのだが、それを他の人にしてしまえば、きっとあの悪党と同じになってしまう。死者の姿をし、ゾンビのような演出もされているが、悪党では決してないってことですね。
ティム・バートンのコープスブライドに出てくる英単語
映画の舞台が19世紀のロンドンという設定から、キャラクターたちの言葉遣いには古風な表現が見られます。また、皮肉やブラックユーモアが入り込めれているので、そういった表現に慣れていない人は、少し意味が分からないかもしれません。ですが、アニメーション映画として名作のため、気になる方はぜひ英単語リストにも目を通し、英語字幕、字幕なしでの鑑賞にもチャレンジしてみてください!
全ての英単語数:約5,505個
英単語の種類:約1,139種類
チェックしておく英単語リスト:89個
この単語リストを先にチェックしておけば、映画「ティム・バートンのコープスブライド」に出てくる英語も自然に聴こえてきますよ!
abide [əbάɪd] : (…を)我慢する、我慢する
adept [ədépt] : 熟達した、(…に)熟達して
alas [əlˈæs] : ああ!、悲しいかな!
ancestry [ˈænsestri] : 先祖、祖先、家系、(りっぱな)家柄
aristocracy [`ærɪstάkrəsi] : 貴族政治、貴族政治の国、貴族、貴族社会、上流階級、一流の人々
bankrupt [bˈæŋkrʌpt] : 破産者、支払い不能者、(性格)破綻(はたん)者
bearer [bé(ə)rɚ] : 運ぶ人、運搬人、かごかき、(小切手・手形の)持参人、(手紙の)使者、実のなる草木
befitting [‐ṭɪŋ] : 適当な、相応した、ふさわしい、(…に)ふさわしくて
betrothed [‐trάθd] : いいなずけの、婚約の、婚約して
blimey [blάɪmi] : しまった!、これは驚いた!、とんでもない!
bounder [ˈbaʊndɝ] : 不作法者、がさつ者
brat [brˈæt] : (手に負えない)子供、がき
bridesmaid [brάɪdz‐] : (結婚式で)花嫁付き添いの(若い)女性
chancy [tʃˈænsi] : 不確かな、当てにならない、危なっかしい、危険な
coarse [kˈɔɚs] : 粗末な、下等な、粗い、きめの荒い、粗大な、粗野な、下品な、みだらな
conjured [ˈkɑndʒɝd] : conjureの過去形、または過去分詞。呪文(じゆもん)を唱えて呼ぶ
conscience [kάnʃəns] : 良心、道義心、善悪の観念
corpse [kˈɔɚps] : (特に、人間の)死体、死骸(しがい)
corpses [ˈkɔrpsʌz] : corpseの複数形。(特に、 人間の)死体、 死骸(しがい)
creepy [kríːpi] : むずむずする、身の毛のよだつような、はい回る、のろのろ動く
dearie [dí(ə)ri] : 親愛なる人、いとしい人、あなた、おまえ
delusional [dɪˈluʒʌnʌl] : 思い込みが激しい
destitute [déstət(j)ùːt] : 衣食にも事を欠く、貧困な、貧窮した、貧困者たち、(…が)欠乏して、(…が)なくて
disgrace [dɪsgréɪs] : 不名誉、不面目、恥辱、恥辱となるもの
disgraceful [dɪsgréɪsf(ə)l] : 恥ずべき、不名誉な、不面目な、けしからん
dowry [dάʊ(ə)ri] : (新婦の)持参金
drapes [dreps] : drapeの三人称単数現在。drapeの複数形。(…に)ゆるやかにかける、 優美にまとう
dwarf [dwˈɔɚf] : (特に、頭が大きく手足が短い)小びと、(おとぎ話に出てくる)醜い小びと、特別に小さい動物、矮性(わいせい)植物、盆栽(ぼんさい)
elope [ɪlóʊp] : (両親から結婚の許しを得られず)駆け落ちする、駆け落ちする、逃げる、逃亡する
elopes [ɪˈlops] : elopeの三人称単数現在。(両親から結婚の許しを得られず)駆け落ちする
feast [fíːst] : (豪華な)宴会、饗宴(きようえん)、(手の込んだ)ごちそう、喜ばせるもの、(…の)喜び、楽しみ、(宗教上の)祝祭、祭日、祝日、祭礼
fishy [fíʃi] : 怪しい、いかがわしい、うさんくさい、魚の、魚の多い、魚からなる、魚のような、生臭い、どんよりした、無表情の
fortuitous [fɔɚt(j)úːɪṭəs] : 思いがけない、偶然の、好運な
frown [frάʊn] : (怒ったり考えこんだりして)まゆをひそめる、顔をしかめる、(…に)しかめっつらをする、難しい顔をする、(…を)認めない、(…に)賛成しない、難色を示す、威圧的な様相を示す
giddy [gídi] : めまいがする、目がくらむ、(…で)目がくらんで、めまいを起こさせるような、目が回るような、うわついた、軽薄な、ふまじめな
grandeur [grˈændʒɚ] : 雄大、壮大、豪華、華麗、威厳、威光、偉大、崇高、荘重
grief [gríːf] : (死別・後悔・絶望などによる)深い悲しみ、悲痛、悲しみのもと
grim [grím] : いかめしい、厳格な、怖い、恐ろしい、冷酷な、残忍な、ぞっとするような、不愉快な、いやな、厳然たる
haired [hɛrd] : (…の)頭髪をした
hallowed [ˈhæloʊd] : 神聖化された、神聖な
haunting [‐ṭɪŋ] : しばしば心に浮かぶ、忘れられない
hiccup [híkəp] : しゃっくり(の音)
highness [ˈhaɪnʌs] : 高いこと、高さ、高位、高度、高率、高価、殿下
hooray [hʊréɪ] : やんや、得たり、よいやよいや、マンセー、ウラー、フレー、やりー
hopscotch [ˈhɑˌpskɑtʃ] : 石けり遊び
hurray [hʌˈre] : 〈歓声〉・わあ、〈応援の声〉・フレー、マンセー、フレー、えいえいおう、弥栄、彌榮、えいえいおう
huzzah [həˈzɑː] : 〔掛け声〕フレー
impeccable [ɪmpékəbl] : 罪を犯さない、罪のない、欠点のない、申し分のない
implications [ˌɪmplʌˈkeʃʌnz] : implicationの複数形。包含、 含蓄、 含み、 裏の意味
innit [***] : だよね
jove [dʒóʊv] : ローマ人の最高神
jubiliciously [***] : None
maggots [ˈmægʌts] : maggotの複数形。蛆(うじ)
microscopic [mὰɪkrəskάpɪk] : 顕微鏡の、ごく小さい、超小型の、微に入り細にわたる、微視的な
mortification [m`ɔɚṭəfɪkéɪʃən] : 屈辱、悔しさ、苦行、禁欲
musket [mˈʌskɪt] : (昔の)マスケット銃
naught [nˈɔːt] : 無、無価値、ゼロ、零
newlyweds [ˈnuliˌwɛdz] : newlywedの複数形。新婚夫婦
ninny [níni] : ばか者、まぬけ
nouveau [ˌnuˈvo] : ヌーヴォー
ominous [άmənəs] : 不吉な、縁起の悪い、険悪な
otter [άṭɚ] : カワウソ、カワウソの毛皮
overblown [ˌovɝˈblon] : ふくれあがった、ひどく大柄な、太りすぎた、誇張された、大げさな、満開を過ぎた、盛りを過ぎた
overrated [ˌovɝˈretɪd] : overrateの過去形、または過去分詞。過大評価する
overvalued [ˈovɝˌvæljud] : overvalueの過去形、または過去分詞。(…を)買いかぶる、 過大評価する
penniless [pénɪləs] : 無一文の、赤貧の
prostrate [prάstreɪt] : 腹ばいになった、伏した、(屈従や尊敬を示すために)ひれ伏した、屈服した、降伏した、力を失った、疲れ切った、(…で)へこたれて、打ちひしがれて、匍匐(ほふく)性の
radiant [réɪdiənt] : 光を放つ、輝く、晴れやかな、うれしそうな、にこやかな、輝いて、輻射(ふくしや)の、放射される
ravishing [ˈrævɪʃɪŋ] : 魅惑的な、うっとりさせる
realm [rélm] : 領域、範囲、部門、王国、(動物分布区の)界
redeeming [rɪˈdimɪŋ] : (欠点・過失などを)補う、埋め合わせをする
riche [rɪtʃ] : リーシュ; リシュ; リッシュ
riches [rítʃɪz] : 富、財宝
rickets [ríkɪts] : くる病
rosy [róʊzi] : ばら色の、淡紅色の、(健康で)赤らんだ、紅顔の、有望な、楽観的な
salivating [ˈsælʌˌvetɪŋ] : salivateの現在分詞。つばを出す
satchel [sˈætʃəl] : 学生かばん
serendipity [sèrəndípəṭi] : 思わぬものを偶然に発見する才能
shabby [ʃˈæbi] : 着古した、みすぼらしい、粗末な、みすぼらしいなりをした、ぼろをまとった、むさ苦しい、汚らしい、卑しい、卑劣な、けちな
straitjacket [ˈstreˌtdʒækʌt] : (狂暴な精神病者・囚人などに着せるズック製などの)拘束服、拘束、束縛
strangle [strˈæŋgl] : (手・輪なわなどで首を絞めて)絞め殺す、窒息死させる、きつすぎる、握りつぶす、抑える
sublime [səblάɪm] : 荘厳な、崇高な、雄大な、荘厳美、崇高なもの、高尚な、卓越した、抜群の、びっくりするほどの、ひどい
tat [tˈæt] : (…を)糸をかがって作る
temptress [tém(p)trəs] : 誘惑する女、妖婦
tragic [trˈædʒɪk] : 悲劇の、悲劇的な、悲劇的要素、悲壮な、悲惨な、痛ましい
vite [***] : 《フランス語》quick;fast
wallop [wάləp] : (…を)ひどく打つ、こてんこてんにやっつける、さんざんに打ち負かす
whence [(h)wéns] : (疑問副詞) どこから、…出てきた(場所)、(そして)そこから、その点から、(…出てきた)所へ
wispy [wíspi] : 小さく束ねた、ひと握りの、ほんの少しの、かぼそい
ティム・バートンのコープスブライドの登場人物、キャスト、監督、脚本等
映画はもちろん監督や脚本も重要ですが、なんといっても誰がどの役を演じるのか、それが作品の良し悪しを大きく左右すると言っても過言ではないですよね。映画「ティム・バートンのコープスブライド」では、登場人物に以下のような俳優が配役され、出演しています。
ヴィクター・ヴァン・ドート役 | ジョニー・デップ |
コープスブライド (エミリー)役 | ヘレナ・ボナム=カーター |
ヴィクトリア・エヴァーグロット役 | エミリー・ワトソン |
ネル・ヴァン・ドート役 | トレイシー・ウルマン |
ヒルデガード役 | トレイシー・ウルマン |
ウィリアム・ヴァン・ドート役 | ポール・ホワイトハウス |
メイヒュー役 | ポール・ホワイトハウス |
ポール・ヘッド・ウェイター役 | ポール・ホワイトハウス |
モーデリン・エヴァーグロット役 | ジョアンナ・ラムレイ |
フィニス・エヴァーグロット役 | アルバート・フィニー |
バーキス・ビターン卿役 | リチャード・E・グラント |
ゴールズヴェルス牧師役 | クリストファー・リー |
グートネクト長老役 | マイケル・ガフ |
クロゴケグモ役 | ジェーン・ホロックス |
ミセス・プラム役 | ジェーン・ホロックス |
マゴット役 | エン・ライテル |
東西屋役 | エン・ライテル |
ちび将軍役 | ディープ・ロイ |
ボーンジャングルズ役 | ダニー・エルフマン |
エミール役 | スティーブン・バランタイン |
厳粛なビレッジボーイ役 | リサ・ケイ |
監督、脚本等その他の情報は以下の通りです。
監督 | ティム・バートン マイク・ジョンソン |
脚本 | パメラ・ペトラー キャロライン・トンプソン ジョン・オーガスト |
製作 | ティム・バートン アリソン・アベイト |
製作総指揮 | ジェフリー・オーバック |
音楽 | ダニー・エルフマン |
撮影 | ピート・コザチク |
編集 | クリス・レベンゾン ジョナサン・ルーカス |
製作会社 | ライカ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 2005年9月23日(日本:2005年10月22日) |
上映時間 | 76分 |
製作国 | アメリカ合衆国 イギリス |
製作費 | $40,000,000 |
興行収入 | $117,195,061(日本:9.5億円) |
ティム・バートンのコープスブライドの見どころ
ティム・バートンのユニークな世界観:ティム・バートン監督の作品は独特で幻想的な世界観が特徴です。本作もその例外ではなく、ダークでゴシックな雰囲気とモノクロの美しい映像が大きな見どころの1つです!
ストップモーション・アニメーション:映画はストップモーション・アニメーションで製作されており、手作業でキャラクターやセットが作り上げられ、1コマずつ撮影されています。この手法は独自の美しさと独特の表現力を持っており、映画の魅力の1つですね。
音楽と歌:ダニー・エルフマンが音楽を担当し、映画には劇中歌が多数取り入れられていますね。特に「死者たちの結婚行進曲」など、印象的でメモラブルな楽曲が映画の雰囲気を一層引き立てますね。
キャラクターデザイン:コープスブライドや他のキャラクターたちのデザインも個性的で印象的です。死者たちの表情や風貌、独自のキャラクターデザインが物語を彩っており、大変魅力的です。
ロマンティックでユーモラスなストーリー:ロマンティックな要素が含まれつつも、ティム・バートンらしいダークでユーモアのある要素も散りばめられています。物語は感動的でありながらも楽しい要素も満載ですね。
これらの要素が組み合わさり、映画「ティム・バートンのコープスブライド」はファンタジーとユーモアが調和した素晴らしい名作映画となっていると感じました。
ティム・バートンのコープスブライドの主題歌、挿入歌等
曲名:Remains of the Day(リマインズ・オブ・ザ・デイ)
アーティスト名:Danny Elfman(ダニー・エルフマン)
コープスブライドの劇中で歌われる主題歌の中の1曲。メインで歌っているガイコツ(みんなガイコツだけど。。)の声も、この作曲者のダニー・エルフマンというから驚きだ。
ミュージカル、ビックバンドのような曲調に合わせ、エミリーの生前の美しさや才能、そして死までをシニカルに歌っている。動くたびに骨の鳴る音も入っていて、それが邪魔せず調和しているのが独特で素晴らしい。興味があれば、ぜひこの主題歌も歌詞などを含め聴いてみると、きっと楽しめますよ!
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