スポーツを題材とした映画は数多くあると思いますが、これほど人を熱くさせる映画、音楽はなかなかないでしょう。ボクサーであればきっと嫌いな人はいないでしょうし、ボクサーでなくても、この映画を見た後やあの音楽を耳にすると、急にシャドーボクシングや筋トレをし始めたりする人は必ずいるはず!
シルヴェスター・スタローン演じる主人公ロッキーも、ボクシングだけでは暮らしていけず、用心棒や取立をやって日銭を稼ぐ三流ボクサーだったが、世界チャンピオンであるアポロとの一戦で、スタジオ中がロッキーコールをするほどのボクサーへと変貌する。実際にこのロッキーを演じたスタローンも、この映画まで俳優として稼ぐことが出来ず、ボディーガードやポルノ映画まで出演していたというから驚きだ。また、この映画の脚本はスタローン自身が書いており、主人公のロッキーに重なるように、映画の成功でアメリカン・ドリームをつかむこととなる。
ニューヨークの出身ながら、ニックネームの「イタリアの種馬」しかり鈍りのある英語に、もともと言語障害あるスタローン、英語としては聞き取りにくい部分も多いが、最後には、「Rocky – ロッキー」を英語で見るための英単語リストもまとめてありますので、ぜひご利用ください!
ロッキーの動画・名言
If that bell rings, and I’m still standin’, I’m gonna know for the first time in my life that I weren’t just another bum from the neighborhood.
– もしあのゴングが鳴っても俺がまだ立っていられたら、
人生で初めて、ただのゴロツキじゃないことを証明できるんだ –
ロッキーの監督、出演者等
監督:John G. Avildsen(ジョン・G・アヴィルドセン)
脚本:Sylvester Stallone(シルヴェスター・スタローン)
出演者:Sylvester Stallone(シルヴェスター・スタローン)、Talia Shire(タリア・シャイア)、Burt Young(バート・ヤング)、Carl Weathers(カール・ウェザース)、Burgess Meredith(バージェス・メレディス)等
公開日:1976年11月21日(日本:1977年4月16日)
上映時間:119分
配給会社:United Artists(ユナイテッド・アーティスツ)
ロッキーに出てくる英単語
全ての英単語数:約6,309個
英単語の種類:約1,153種類
チェックしておく英単語リスト:74個
この単語リストを先にチェックしておけば、映画ロッキーの英語も自然に聴こえてきますよ!
aggravated[ˈægrʌˌvetɪd] : aggravateの過去形、または過去分詞。(…を)さらに悪化させる、 いっそう重くする
aggravation[`ægrəvéɪʃən] : 悪化(させること)、深刻化(すること)、悪化させるもの、腹立たしさ、いらだち、いらだたせるもの
alley[ˈæli] : (都市で建物の間にある)路地、小路(こうじ)、(狭い)裏通り、(庭園・公園などの木や低木で縁取られている)細道、小道、ボールを転がす路、レーン、(テニスコートの)アレー、球戯場、ボウリング場
ape[éɪp] : 類人猿、サル、人まねをする人、無骨で下等な人
attaboy[ˈæṭəb`ɔɪ] : いよう!、うまい!、すごいぞ!
backwards[bˈækwɚdz] : 前後逆;前後ろ反対
bicentennial[bὰɪsenténiəl] : 200 年間続く、200 年(記念)祭の
breaker[ˈbreɪkɚ] : 壊す人、破砕者、違反者、破る人、破砕機、(回路)遮断器、ブレーカー、(海岸・暗礁などの)砕波、砕け波、(馬・動物の)調教師
brotherly[ˈbɹʌð.ɚ.li] : 兄弟の、兄弟同様の、親身の
canaries[kəné(ə)riz] : canaryの複数形。カナリア
clown[klάʊn] : (劇・サーカスなどの)道化役者、道化師、おどけ者、悪ふざけをする人、いなか者、無骨者、ばか
coincidence[koʊínsədns] : (出来事が)同時に起こること、同時発生、一致、合致、偶然の一致
contender[kʌˈntɛndɝ] : (特にスポーツで優勝などを求めての)競争者
contractual[kəntrˈæktʃuəl] : 契約(上)の
cornerman[***] : 買占人
creep[kríːp] : はう、腹ばう、はって行く、こそこそ歩く、そっと歩く、忍び足に行く、いつのまにか経つ、忍び寄る、(…に)(こっそり)近づく、(…に)からみつく
creepo[***] : A creepy person:気味の悪いやつ
dago[déɪgoʊ] : イタリア(系の)人
deed[díːd] : 行為、行動、功業、(正式に捺印(なついん)した)証書、権利証書
descendant[dɪséndənt] : 子孫
dislocated[ˈdɪsloketɪd] : dislocateの過去形、または過去分詞。(…を)脱臼(だつきゆう)させる
dock[dάk] : ドック、船渠(せんきよ)、波止場、突堤、桟橋、(毛の部分と区別して動物の)尾の心部、切り尾
docks[dɑks] : dockの三人称単数現在。dockの複数形。ドック、 船渠(せんきよ)
dunno[dənóʊ] : 知らない
duplicate[d(j)úːplɪkət] : 重複の、二重の、一双の、まったく同じ、うりふたつの、複製の、控えの、写しの
egger[ˈɛɡə] : エグジェール; エーゲル; エッガ; エッガー; エッゲル
errands[ˈɛrʌndz] : errandの複数形。使い、 走り使い、 使い走り
favour[féɪvɚ] : 親切、支持する
figurin’[ˈfɪgjɝɪŋ] : figureの現在分詞。(輪郭のはっきりしている)形、 形態、 形象、 形状
flunked[flʌŋkt] : flunkの過去形、または過去分詞。しくじる、 失敗する、 落とす
gala[géɪlə] : お祭りの、お祭り騒ぎの、特別の催しの、ガラの
graceful[gréɪsf(ə)l] : 優美な、優雅な、しとやかな、上品な、潔い、率直な
grunt[grˈʌnt] : ブーブー鳴く、ウフーッとうなる、ぶうぶう言う、不平を言う
hoagie[ˈhoʊ.ɡi] : 長い硬いロールパンの縦に割られた表面で作られていて、肉、チーズ(それから、トマト、たまねぎ、レタス、および香辛料)を詰めた大きいサンドイッチ
indefinitely[ˌɪˈndɛfʌnʌtli] : 不明確に、漠然と、無期限に
instamatically[***] : The act of instantly and automatically doing an action
interruptions[ˌɪntɝˈʌpʃʌnz] : interruptionの複数形。中断、 妨害、 中絶、 不通
jig[dʒíg] : ジグ、ジグ舞曲、上下への急激な動き
leftovers[ˈlɛˌftovɝz] : leftoverの複数形。残りの、 余りの、 食べ残し 8
lightweights[***] : lightweightの複数形。標準体重以下の人
meatbag[***] : 袋に入った肉、肉の塊
messin’[***] : 〔+前+(代)名〕〔…に〕手を出す,干渉する
metacarpal[mèṭəkάɚp(ə)l] : 中手の
moron[mˈɔːrɑn] : ばか、まぬけ、軽愚者
moths[mɔθs] : mothの複数形。ガ
neighbourhood[néɪbɚh`ʊd] : そこらへん
novelty[nάv(ə)lti] : 珍しさ、目新しさ、新しい物、(おもちゃ・装飾品などで)目先の変わった小物の商品
occurrence[əkˈɚːrəns] : 発生、出来事、事件
patriotic[pèɪtriάṭɪk] : 愛国の、愛国的な、愛国心の強い
pneumonia[n(j)uːmóʊnjə] : 肺炎
proposition[prὰpəzíʃən] : (特に商業上の)提案、提議、計画、案、提案、陳述、主張、(商取引などで)条件の提示、(…な)事、仕事
pros[proz] : プロリン
prostate[prάsteɪt] : 前立腺
rep[rép] : 横うね織物、名声、評判
representation[rèprɪzentéɪʃən] : 表現、描写、表示、肖像、画像、彫像、代表(権)、代理(権)、代表参加、代議制度
retarded[rɪˈtɑrdɪd] : 知能の発育の遅い
retards[rɪˈtɑrdz] : retardの三人称単数現在。retardの複数形。(…を)遅らせる、 手間取らせる、 妨害する、 阻止する
rounder[ˈraʊndɝ] : 物を丸くする道具、…回戦(の試合)、ラウンダーズ、酒場回りをする人、はしご酒をする人
severely[sʌˈvɪrli] : 厳しく、ひどく、地味に、簡素に
skid[skíd] : (自動車・車輪などの)滑り、横滑り、スリップ、(車・車輪の)滑り止め、歯止め、(重いものを滑らせる道を作る)滑り材、まくら木、ころ、(ヘリコプターの着陸用)滑走部、そり
smack[smˈæk] : (独特の)味、風味、香り、持ち味、(…の)気味、(…)風、(…)じみたところ、少しばかり
sparring[***] : スパーリング、練習試合
stickball[ˈstɪˌkbɔl] : スティックボール
stink[stíŋk] : 悪臭を放つ、(…の)いやなにおいがする、(…を)いやというほど持っている、(…が)ひどく下手である、ひどく評判が悪い、不愉快である、いやだ
stinker[***] : 悪臭を放つ人、いやな人、いやな問題(など)、不快な手紙
swat[swάt] : (手または平たいもので)ぴしゃりと打つ
swollen[swóʊlən] : swell の過去分詞
tease[tíːz] : いじめる、からかう、悩ます、(…を)しつこく求める、ねだる、あれこれ言ってさせる、うるさくせがむ、すく、けばだてる、逆毛(さかげ)を立てる
thinker[ˈθɪŋkɝ] : 考える人、思想家、思索家
whack[(h)wˈæk] : (…を)(棒などで)強く打つ、ぴしゃりと打つ
underdog[ˈʌndɝˌdɔg] : (試合などで)負けそうな人、敗(北)者、(社会不正などの)犠牲者、敗残者、「負け犬」
vacancy[véɪk(ə)nsi] : 空(から)(の状態)、空っぽ、空(くう)、空虚、空間、(建築できる)空き地、(ホテルなどの)空き部屋、空室、(地位・役職などの)空席、欠員
whore[hˈɔɚ] : 売春婦、尻軽女
worthwhile[wɜː(ɹ)θˈwaɪl] : 時間と労力をかけるだけの値打ちのある、やりがいのある
ロッキーの見どころ
映画全編が見どころなので、全部集中して見てください!と言いたいところが本心ですが、それではあまり意味がないですよね、はい。
やっぱりアポロとの対戦直前の過酷なトレーニングシーンでしょう。弱音を吐くところもありますが、トレーニングを続けていくにつれ、スピードも力強さも変わっていき、フィラデルフィア美術館前庭の階段を駆け上がり、両方の拳を上に掲げるシーンは、きっと同じポーズをとってしまうことでしょうね。
ロッキーのテーマ・挿入歌など
曲名:Gonna Fly Now(ゴナ・フライ・ナウ – ロッキーのテーマ)
アーティスト名:Bill Conti(ビル・コンティ)
もしこの映画を見たことがない人でも、この音楽は知っている人は多いことでしょうか。これ程心を燃やす音楽はなかなかないんじゃないでしょうか。
この曲を聴くとジッとなんかしていられなくなって、すぐ腹筋や腕立て、ランニングなんかを始めてしまう全世界の人々は仲間です!
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